往々たびたび)” の例文
これは山の上に往々たびたびあることで、こういう陽気は雪になる前兆しらせです。昼過となれば、灰色の低い雲が空一面に垂下る、うちの内は薄暗くなる、そのうちにちらちら落ちて参りました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)