“濘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぬか56.3%
すべ31.3%
すべり6.3%
ぬかる6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この辺の土質は花崗岩の霉爛ばいらんした砂地である為に、雨は降っても道はぬからない。路傍の草なども綺麗に刈り払われてあった。
あれお前さんは彼のお方では無いか、私をよもやお忘れはなさるまいと車よりすべるやうに下りてつく/″\と打まもれば、貴孃あなたは齋藤の阿關さん、面目も無い此樣こん姿なり
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
足にふむ力なきゆゑおのれがちからにおのれからだ転倒ひきくらかへし、雪の裂隙われめよりはるかの谷底へおちいりけるが、雪の上をすべり落たるゆゑさいはひきずはうけず、しばしは夢のやう也しがやう/\に心付
夜はみちぬかるんでいるがそれにも頓着とんじゃくせず文吉は操を訪問したのである。
愛か (新字新仮名) / 李光洙(著)