“泥濘孔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どろあな50.0%
でいねいこう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出口の鉄格子てつごうしの所までたどりつく前に、下水道の中を遠くからやってきたその囚徒は、恐ろしい泥濘孔どろあなに必ず出会ったはずで、そこに死体をほうり込んで来ることもできたわけです。
まあ考えてもごらん、恐ろしい泥濘孔どろあながあったのだ、必ずおぼれてしまうような所が、泥の中におぼれてしまうような所が、コゼット、それをあの人は僕をつれて渡られた。僕は気を失っていた。
一度その坂に足を置けば、もう安全だった。ジャン・ヴァルジャンはその斜面を上って、泥濘孔でいねいこうの彼岸に着いた。