“どろあな”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
泥濘孔	50.0%
泥孔	50.0%

泥濘孔

出口の鉄格子（てつごうし）の所までたどりつく前に、下水道の中を遠くからやってきたその囚徒は、恐ろしい泥濘孔（どろあな）に必ず出会ったはずで、そこに死体をほうり込んで来ることもできたわけです。

レ・ミゼラブル：08 第五部　ジャン・ヴァルジャン (新字新仮名) ／ ヴィクトル・ユゴー(著)

まあ考えてもごらん、恐ろしい泥濘孔（どろあな）があったのだ、必ずおぼれてしまうような所が、泥の中におぼれてしまうような所が、コゼット、それをあの人は僕をつれて渡られた。僕は気を失っていた。

レ・ミゼラブル：08 第五部　ジャン・ヴァルジャン (新字新仮名) ／ ヴィクトル・ユゴー(著)

泥孔

「ところで、お前はどうして向こうの泥孔（どろあな）を越してきたんだ。俺（おれ）にはとてもできねえ。ぷー、あまりいいにおいじゃねえな。」

レ・ミゼラブル：08 第五部　ジャン・ヴァルジャン (新字新仮名) ／ ヴィクトル・ユゴー(著)