“泥濘路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぬかるみ50.0%
ぬかるみみち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
髮は二寸も延びて、さながら丹波栗のいが泥濘路ぬかるみにころがしたやう。目は? 成程獨眼龍だ。然しヲートルローで失つたのでは無論ない。恐らく生來うまれつきであらう。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
さらでだに疲れたる頭を無益に惱ましたるそのうへに尚二百里の間、いぶせき田舍の泥濘路ぬかるみみちを俥に搖られて、ほと/\探勝に伴ふ體苦心苦の辛さを味はひ、したたか幻滅の悲しさを感じてゐたのが
湖光島影:琵琶湖めぐり (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)