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霉爛
ふりがな文庫
“霉爛”の読み方と例文
読み方
割合
ばいらん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ばいらん
(逆引き)
周囲は草原であるのに、
此処
(
ここ
)
だけが花崗岩の
霉爛
(
ばいらん
)
した細沙と粘土との露出地である為に、この驚く
可
(
べ
)
き霜柱を生じたものと想われる。
秋の鬼怒沼
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
その雪には花崗の
霉爛
(
ばいらん
)
した砂が
黄粉
(
きなこ
)
のようになって、幾筋となくこぼれている、色が桃紅なので、水晶のような氷の脈にも、血管が通っているようだ、雪の断裂面は山から吹き下す風のためであろう
槍ヶ岳第三回登山
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
花崗岩が錆色に
霉爛
(
ばいらん
)
して、大きな磊塊をなしたり、砂泥になったりする所を、乗り越えはいあがって、煙の源へ出る。青草葺きの、虫の巣めいた小屋が一つ見つかった。この頃来た人の遺物であろう。
ある偃松の独白
(新字新仮名)
/
中村清太郎
(著)
霉爛(ばいらん)の例文をもっと
(9作品)
見る
霉
部首:⾬
15画
爛
漢検1級
部首:⽕
21画
“霉爛”のふりがなが多い著者
中村清太郎
木暮理太郎
小島烏水