種類しゆるい)” の例文
紅葉もみぢうつくしさは、植物しよくぶつそのものゝ種類しゆるいと、その發生はつせい状態じようたいとでそれ/″\ちがひますが、一面いちめんには附近ふきん景色けしきにも左右さゆうされるものです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
また二階にかいには家々いへ/\道具類どうぐるいが、あるひはものあるひは木器もくきあるひは陶器とうきといふように種類しゆるいをわけてられるようにしてあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
またさういふ種類しゆるい地震ぢしん爆發ばくはつともな地震ぢしんとの區別くべつも、地震計ぢしんけい記録きろくによつてあきらかにされるから、地震計ぢしんけい噴火ふんか診斷器しんだんきとなるわけである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
軍艦ぐんかん種類しゆるいならばなに配慮しんぱいするにはおよばないが——しや——しや——とわたくしはふとあること想起おもひおこしたときおもはずも戰慄せんりつしたよ。
しかし曙覽あけみうたで、さういふ種類しゆるいうたをあげすぎましたから、こゝでは、まじめなものを二三首にさんしゆならべるだけにしておきませう。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
コロボツクルは植物性食物をもゆうせしに相違そうゐ無けれど、如何なる種類しゆるいの如何なる部が常食としてえらばれしや嗜好品として撰ばれしや、考定かうてい材料不足ざいりやうふそくにして明言めいげんする能はず。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
樹木じゆもくには、それ/″\日陰地ひかげちにもよくそだや、また日陰ひかげ日陽ひなた中間ちゆうかんのところをこのなど種類しゆるいによつて、土地とちてき不適ふてきがあります。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
博物館はくぶつかんにはみなさんのつてゐるように、種々しゆ/″\品物しなものならべてありますが、たいていはある種類しゆるいのものばかりをえらんで、陳列ちんれつしてあるのです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
有力いうりよくなる軍器ぐんきへば、非常ひじやうなる爆發力ばくはつりよくいうする彈丸だんぐわん種類しゆるいかしら、それとも、一種いつしゆ魔力まりよくいうする大砲たいほう發明はつめいであらうか。
かういふ種類しゆるい建物たてもの設計せつけい施工しこうによつて地震ぢしんいためられる模樣もようかはるけれども、おほくの場合ばあひ地上階ちじようかい比較的ひかくてき丈夫じようぶ出來できてゐるため被害ひがいすくな
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
さうしてさういふ種類しゆるいうたを、一般いつぱんに、わざうたとまをしました。では、童謠どうようとあてをします。が、ほんとうの意味いみは、かみ意志いしあらはれたうた、といふことらしいのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
𤍠あついところからさむ地方ちほうくにつれて、そこに生育せいいくしてゐる樹木じゆもく種類しゆるいおよ森林しんりんかたち各々おの/\ことなつてゐる、とはいまはおはなししました。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
この種類しゆるいのものは朝鮮ちようせん支那しなからもますので、おほくはかのから日本につぽん輸入ゆにゆうしてたものか、またそれを摸造もぞうしたものであるとおもはれます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
いまに、かくもおどろ速力そくりよくをもつてふねは、水雷驅逐艦すゐらいくちくかんか、水雷巡洋艦すゐらいじゆんやうかんほかはあるまい、あの燈光とうくわう主體しゆたいはたして軍艦ぐんかん種類しゆるいであらうか。
幾分いくぶん耐震的たいしんてきになつたところもあるけれども、それも地震ぢしん種類しゆるいによるのであつて、われ/\がところ大地震だいぢしんたいしては、暫時ざんじ無能力むのうりよくとなるものとあきらめねばなるまい。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)