鵠が音たづがね02 島の消息02 しまのしょうそく
硫黄を発掘する人々の外に、古加乙涅を栽培する数家族が、棲んでゐた。其人々を内地に移した。さうしてそこに、後から/\送つた兵隊で、島は埋まれてしまつたと言ふあり様であつた。春洋と、春洋の所属する「膽二十七玉井隊」の一大隊が上陸したのは、昭和十 …
題名が同じ作品
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名)折口春洋 (著)
鵠が音:03 追ひ書き (新字旧仮名)釈迢空 折口信夫 (著)