“蓬原”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よもぎがはら25.0%
よもぎはら25.0%
よもぎばら25.0%
よもぎふ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なぜ長くかかったの、どうだったかね、昔のみちを見いだせない蓬原よもぎがはらになっているね」
源氏物語:15 蓬生 (新字新仮名) / 紫式部(著)
草いきれを立てている蓬原よもぎはら、そのところどころに続いている古築土ふるついじ、それから、昔のまま、わずかに残っている松や柳——どれを見ても、かすかに漂う死人しびとのにおいと共に
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
あきふかくなつてしまつた。この霜空しもぞらばんいてゐる、こゑかれ/″\のきり/″\すよ。もっと出來できるだけけ。そらからてらひかりも、つめたかんじられる。その蓬原よもぎばらのようになつたいへてらつきよ。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
あきふけぬ。けや。霜夜しもよのきり/″\す やゝかげさむし。蓬原よもぎふつき
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)