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蓬壺
ふりがな文庫
“蓬壺”の読み方と例文
読み方
割合
ほうこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほうこ
(逆引き)
入道は、一室から
沁々
(
しみじみ
)
と、眼を
千種
(
ちぐさ
)
の秋にやっていた。園内に
蓬
(
よもぎ
)
を多く植えてあるので、そこの室を
蓬壺
(
ほうこ
)
と
称
(
よ
)
んでいた。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
検非違使
(
けびいし
)
さえも、法令の禁ずる
摺衣
(
すりごろも
)
を着けて、白昼の大道を踊り歩いた。
蓬壺
(
ほうこ
)
の客もまた一団となって繰り出した。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
そして、われ知らず頬をながれるものを
拭
(
ぬぐ
)
わずに、
蓬壺
(
ほうこ
)
の園にすだく昼の虫に心を沈めていると、どたどたっと廊を早足に渡ってくる
跫音
(
あしおと
)
がした。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蓬壺(ほうこ)の例文をもっと
(2作品)
見る
蓬
漢検準1級
部首:⾋
14画
壺
漢検準1級
部首:⼠
12画
“蓬”で始まる語句
蓬
蓬々
蓬莱
蓬髪
蓬莱屋
蓬生
蓬莱山
蓬頭垢面
蓬原
蓬勃
“蓬壺”のふりがなが多い著者
和辻哲郎
吉川英治