“白水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はくすい66.7%
しろみず33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
成都から白水はくすい(四川省広元県西北。蜀の北境)まで四百余里という道中の次々には駅舎を設け、官の糧倉を建て、商工業の振興と交通の便を促進するなど、着々その実をあげていた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
阿蘇山が怒ってばさら竹の杖をもって、始終猫岳の頭を打っていたので、頭がこわれて凸凹でこぼこになり、また今のように低くなったのだといいます。(筑紫野民譚みんたん集其他。熊本県阿蘇郡白水はくすい村)
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
僕の家では玉子のからも決して捨てず、蜜柑みかんの皮も決して捨てず、米をいだ白水しろみずも決して捨てず、茶殻ちゃがらも捨てず
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
ぬか六合に塩四合を白水しろみずってその中へ鰯を漬けて圧石おしをして二日ばかり過ぎてのち糠を洗って酢で食べてもよいしいてもよし、野菜と一緒に煮てもようございます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)