“御嫌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おいや30.0%
おきらい30.0%
おきら20.0%
おきらひ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
摩利まりの教とやらに御帰依なさるか、なさらないか、それは姫君の御意次第でございますが、久しぶりであなた様の御目にかかると申す事は、姫君も御嫌おいやではございますまい。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「生きていらっしゃるのも御嫌おきらいなんでしょう」と充分主人をへこましたつもりで云う。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
不審いぶかしゝそれほどまでに御嫌おきらひになるほどならやさしげな御詞おことばなぜおほせおかれけん八重やへおもふもはづかしきまでときうれしかりしを
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
それでは以後これからさかんにおあすびなさい。どうせ毎日用は無いのだから、田舎でも、東京でも西京さいきようでも、好きな所へ行つて遊ぶのです。船は御嫌おきらひですか、ははあ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)