“さいきやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
西京80.0%
切経20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先頃さきごろ大阪おほさかよりかへりしひとはなしに、彼地かのちにては人力車じんりきしやさかんおこなはれ、西京さいきやう近頃ちかごろまでこれなきところ追々おひ/\さかんにて、四百六輌しひやくろくりやう伏見ふしみには五十一輌ごじふいちりやうなりとふ。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
つれみつ折合ずそれがため志しばかりでのみ長旅はせず繪圖の上へよだれを垂して日を送りしが今度其の三ツ備はりたればいでや時を失ふべからず先づ木曾名所を探り西京さいきやう大坂を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
「宋版の一切経さいきやう山楽さんらくの屏風を見せたところで、解りさうにもなし、やつぱり将門の髑髏しやれかうべを見せるに限る。あれならばまさか貰つて帰るとも言ふまいから。」