“山楽”の読み方と例文
読み方割合
さんらく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「宋版の一切経さいきやう山楽さんらくの屏風を見せたところで、解りさうにもなし、やつぱり将門の髑髏しやれかうべを見せるに限る。あれならばまさか貰つて帰るとも言ふまいから。」
永徳の時代、友松ゆうしょうのあったことも記憶すべきだが、その子に山楽さんらくの出でたことこそ忘れてはなりませんよ。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
というような迎え方が、画師永徳えいとくにも、弟子の山楽さんらくにも、召使の婆やの様子にも、ありあり見えた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)