“永徳”の読み方と例文
読み方割合
えいとく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秀吉はいったい何処へ行っていたかというと、実は、城外玉造たまつくり町の、狩野永徳えいとくびたる住居を、訪れていたのである。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「兄上、ここを開けましたる次の部屋に置きます屏風は、狩野かのう法眼ほうげん永徳えいとくあたりが、出ず入らずのところと——。」
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)
しかし、周囲の厚い金泥のふすま永徳えいとく風の絢爛けんらんな花鳥で息苦しさを感じるほどであった。
比叡 (新字新仮名) / 横光利一(著)