“土団子”の読み方と例文
読み方割合
つちだんご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうかあの倉のなかにある方々の土を加茂川の水でねて、その中へわしの屍骸を入れて一つ土団子つちだんごをこしらへてくれ、そしてそれを三よさ栗田あはたかまで焼いた上
少年は餌の土団子つちだんごをこしらえてくれた。自分はそれを投げた。少年は自分の釣ったうおの中からセイゴ二ひきを取って、自分に対して言葉は少いが感謝の意は深く謝した。
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「おいらなんぞは濡れたっていいやな、土団子つちだんごじゃあるめえし」
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)