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胸底
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むなそこ
ふりがな文庫
“
胸底
(
むなそこ
)” の例文
わたくしの
胸底
(
むなそこ
)
には先刻お雪が
半
(
なかば
)
冗談らしく感情の一端をほのめかした時、わたくしの覚えた不安がまだ消え去らずにいるらしい……わたくしはお雪の履歴については殆ど知るところがない。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
豐島さんのは今はもう
忘
(
わす
)
れてしまつたが、とにかく
球突塲
(
たまつきば
)
といふものはちよつと
變
(
かは
)
つた人
間的
(
げんてき
)
空氣
(
くうき
)
の
漂
(
たゞよ
)
ふもので
球
(
たま
)
の
響
(
ひゞ
)
きの内には時とすると
妙
(
めう
)
に
胸底
(
むなそこ
)
に
沁
(
し
)
みわたるやうな一
種
(
しゆ
)
の神
祕感
(
ひかん
)
が
感
(
かん
)
じられる。
文壇球突物語
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
胸底
(
むなそこ
)
で笑いたくなることもある。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
“胸底”の意味
《名詞》
心の奥底。心中で思っていること。
(出典:Wiktionary)
胸
常用漢字
小6
部首:⾁
10画
底
常用漢字
小4
部首:⼴
8画
“胸”で始まる語句
胸
胸倉
胸襟
胸算用
胸毛
胸板
胸騒
胸高
胸乳
胸算