裏通うらどお)” の例文
ピカピカしたまどガラスのうしろに、テンジクアオイのある、裏通うらどおりのこじんまりとした家は、ニールスの目には、はいりませんでした。
そのさかずきを、ったひとは、日本橋にほんばし裏通うらどおりにんでいる骨董屋こっとうやでありました。そのひとは、まことにおもいがけないものをしたとよろこびました。
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あやはそれらのまえとおりぬけて、にぎやかなところから、すこしさびしい裏通うらどおりにようとしますと、そこにも一人ひとりのおばあさんがみせしていました。
海ほおずき (新字新仮名) / 小川未明(著)