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糸屑
ふりがな文庫
“糸屑”のいろいろな読み方と例文
旧字:
絲屑
読み方
割合
いとくず
81.0%
いとくづ
19.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いとくず
(逆引き)
糸屑
(
いとくず
)
を払い落す為であったかも知れぬ。からだをくねらせて私の片頬へ縫針を突き刺した。「坊や、痛いか。痛いか。」私には痛かった。
玩具
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
老母は
糸屑
(
いとくず
)
を
袂
(
たもと
)
にたからせて、暗い茶の間で湯を沸かしにかかった。車井戸の
釣瓶
(
つるべ
)
が元気よく幾たびも庭の隅できりきりと鳴る。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
糸屑(いとくず)の例文をもっと
(17作品)
見る
いとくづ
(逆引き)
紡績
糸屑
(
いとくづ
)
の俵の間から寝ぼけた眼をこすりながら二人は抜け出でて物蔭を伝ひながら工場の方へ戻つて行つた。と間もなく終業のブウは鳴つた。
煤煙の匂ひ
(新字旧仮名)
/
宮地嘉六
(著)
「あなた。」とおつかさんが
屹
(
きつ
)
とした
声
(
こゑ
)
でおつしやつて、お
膝
(
ひざ
)
の
上
(
うへ
)
の
糸屑
(
いとくづ
)
を
細
(
ほそ
)
い、
白
(
しろ
)
い、
指
(
ゆび
)
のさきで
二
(
ふた
)
ツ
三
(
み
)
ツはじき
落
(
おと
)
して、すつと
出
(
で
)
て
窓
(
まど
)
の
処
(
ところ
)
へお
立
(
た
)
ちなすつた。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
糸屑(いとくづ)の例文をもっと
(4作品)
見る
糸
常用漢字
小1
部首:⽷
6画
屑
漢検準1級
部首:⼫
10画
“糸”で始まる語句
糸
糸瓜
糸杉
糸織
糸底
糸魚川
糸口
糸巻
糸目
糸蒟蒻
検索の候補
屑糸
屑糸織
毛糸屑
屑糸取引
“糸屑”のふりがなが多い著者
宮地嘉六
夏目漱石
徳田秋声
柳田国男
吉川英治
永井荷風
山本周五郎
泉鏡花
国枝史郎
太宰治