“いとくづ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
糸屑80.0%
絲屑20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
針箱はりばこ糸屑いとくづうへやうまたいでちやふすまけると、すぐ座敷ざしきである。みなみ玄關げんくわんふさがれてゐるので、あたりの障子しやうじが、日向ひなたからきふ這入はいつてひとみには、うそさむうつつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
糸屑いとくづにまじる柳の一葉ひとはかな
自選 荷風百句 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
ごろでは綿わたがすつかりれなくなつたので、まるめばこすゝけたまゝまれ保存ほぞんされてるのも絲屑いとくづぬの切端きれはしれてあるくらゐぎないのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)