“初汐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はつしほ60.0%
はつしお40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宵々よひ/\稻妻いなづまは、くもうす餘波なごりにや、初汐はつしほわたるなる、うみおとは、なつくるまかへなみの、つゞみさえあきて、松蟲まつむし鈴蟲すゞむしかたちかげも、刈萱かるかやはぎうたゑがく。
五月より (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
初汐はつしほや寄るなかに人の骨
自選 荷風百句 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
初汐はつしおや鳴門の波の飛脚船 凡兆
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
初汐はつしおや朝日の中に伊豆相模さがみ
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)