“いささ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イササ
語句割合
61.5%
37.9%
0.3%
0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫れ天馬は大逆不慮の際、急を遠国に報ずる為めいささか用うるに足る丈である。だから竜馬は決して平和の象徴ではない、と云うのだ。
四条畷の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
取るに足らぬ女性の嫉妬しっとから、いささかのかすり傷を受けても、彼はうらみのやいばを受けたように得意になり、たかだか二万フランの借金にも、彼は
虚構の春 (新字新仮名) / 太宰治(著)
宮はいささかもこれもとがめず、出づるもるも唯彼のすに任せて、あだかも旅館のあるじらんやうに、かたばかりの送迎を怠らざるとふのみ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
売文銭稍入慳嚢 〔ふみりてぜにいささ慳嚢けんのう
一夕 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)