“下風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かふう90.9%
げふ4.5%
したかぜ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、これからは、永く貴公の下風かふうに立つよ。どうか弟だと思って、足らないところは遠慮なく叱ってくれ。けれど、お十夜……」
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
家康も亦一寸変なことをする人である。氏郷の父の賢秀というのは、当時の日野節の小歌に、陣とだに云えば下風げふおこる、具足を脱ぎやれ法衣ころも召せ、と歌われたと云われもしている。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
下風したかぜは寒くして頬に知らるる雪ぞ降りけるなどは感心し無かったろう。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)