“かふう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下風60.6%
荷風27.3%
家風12.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五 子規しき自身の小説にはほとんど見るに足るものなし。然れども子規を長生ながいきせしめ、更に小説を作らしめん伊藤左千夫いとうさちを長塚節等ながつかたかしらの諸家の下風かふうに立つものにあらず。
病中雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
なかでも夏のよいの別れの場面などは、遠い昔に読んだ荷風かふうの『六月の夜の夢』を思わず想い起させるほどの情趣に富んだものだが、まあそれはそうとして
チェーホフの短篇に就いて (新字新仮名) / 神西清(著)
「それじゃいけませんよ。もう普通の交際じゃないんですからね。あなたのところの家風かふうにはまるように教育する積りで、悪いところは充分言い聞かせて下さい」
脱線息子 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)