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揮
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き
ふりがな文庫
“
揮
(
き
)” の例文
関羽は、追いかけながら、さえぎる者をばたばた斬り伏せ、袁術の背へ迫るや、
臂
(
ひじ
)
を伸ばして、青龍刀のただ一
揮
(
き
)
に
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
言葉は優しいが態度は強く、厭と云ったら用捨しない、懐刀で一
揮
(
き
)
、片付けてやろうと、決心しながら詰め寄せた。
南蛮秘話森右近丸
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「一
揮
(
き
)
して、風を断てば、剣は
啾々
(
しゅうしゅう
)
と泣くのだ。星
衝
(
つ
)
いて、
剣把
(
けんぱ
)
から
鋩子
(
ぼうし
)
までを
俯仰
(
ふぎょう
)
すれば、
朧夜
(
おぼろよ
)
の雲とまがう光の
斑
(
ふ
)
は、みな剣の涙として拙者には見える」
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、あたかもつんのめるように、兵馬がその間へ飛び込んで来た。横へ一
揮
(
き
)
だ! 片手切りだ! が、その時には紋也の体は、小門のほうへ飛んでいた。すなわち位置が変ったのである。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
虚空に鳴る
偃月刀
(
えんげつとう
)
の一
揮
(
き
)
、血けむり呼んで、人馬ともに、関羽の
葬
(
ほうむ
)
るところとなった。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
と太刀を抜いたが、股を一
揮
(
き
)
! 充分に切った。
神秘昆虫館
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
一
揮
(
き
)
風
(
かぜ
)
をよび、一
打
(
だ
)
颯血
(
さっけつ
)
を立てるものは、
加賀見忍剣
(
かがみにんけん
)
の
禅杖
(
ぜんじょう
)
でなくてはならない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一
揮
(
き
)
!
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
顔良は、一刀も酬いず、偃月刀のただ一
揮
(
き
)
に斬り下げられていたのである。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一
揮
(
き
)
!
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
さては! と感じたので、晴季は
前差
(
まえざし
)
の小太刀をぬいて、ピュッと一
揮
(
き
)
に
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これなん、
咲耶子
(
さくやこ
)
の一
指
(
し
)
一
揮
(
き
)
に
伏現
(
ふくげん
)
する
裾野馴
(
すそのな
)
らしの
胡蝶
(
こちょう
)
の陣。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一
揮
(
き
)
、風を
断
(
た
)
つ。
剣の四君子:03 林崎甚助
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
揮
常用漢字
小6
部首:⼿
12画
“揮”を含む語句
一揮
指揮
揮毫
発揮
指揮者
發揮
揮発油
揮下
揮廻
揮上
墨客揮犀
揮発
揮返
揮配
揮舞
揮良夫
揮毫者
揮𢌞
搉揮
擢揮
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