“はぜくら”の漢字の書き方と例文
語句割合
支倉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ねえ支倉はぜくら君、僕がもし、ボードレールほどに、交感コレスポンダンスの神秘境に達しているのだったら、この涙の匂いで、ウルリーケをいったいなんと唱うだろうね。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ところが支倉はぜくら君、失神が下等神経に伝わっても、そういう連中が各々めいめい勝手気儘きままな方向に動いている——それはいったい、どうしたってことなんだい。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
と云うのは、彼と友人の支倉はぜくら検事の私宅が聖堂の付近にあるばかりでなく、実に、不気味な前駆があったからだ。
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)