“鵬翼”の読み方と例文
読み方割合
ほうよく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつ阿媽港あまこう呂宋ルソンを征せんと欲し、「図南の鵬翼ほうよくいずれの時にか奮わん、久しく待つ扶揺万里の風」と歌いたる独眼政宗も
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
白雲の揺曳ようえいする青空に何か一点の黒いものを認めて、それを凝視している間に、みるみるその一点が拡大されて、それは鵬翼ほうよくをひろげた大きな鳥
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
机の抽匣ひきだしから古びた鵬翼ほうよくの袋を取出し、それからたなの上のラジオにスイッチを入れるのだった。
壊滅の序曲 (新字新仮名) / 原民喜(著)