“阿媽港”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あまかわ33.3%
あまかは33.3%
あまこう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしは忍術も使わなければ、悪魔も味方にはしていないのです。ただ阿媽港あまかわにいた時分、葡萄牙ポルトガルの船の医者に、究理の学問を教わりました。
報恩記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
この伊留満の一人に化けられたと云ふのは、正物しやうぶつのその男が、阿媽港あまかは何処どこかへ上陸してゐる中に、一行をのせた黒船が、それとも知らずに出帆をしてしまつたからである。
煙草と悪魔 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
かつ阿媽港あまこう呂宋ルソンを征せんと欲し、「図南の鵬翼ほうよくいずれの時にか奮わん、久しく待つ扶揺万里の風」と歌いたる独眼政宗も
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)