“媽港”の読み方と例文
読み方割合
マカオ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毛剃けぞり九右衛門のような船頭ときもに毛の生えた上乗うわのりに差配をさせて、呂宋ルソン媽港マカオのあたりまで押し出させる一方、北条の運漕までも引受け
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
いま唐船あきないが停ったかたちになっていますが、そこをつけこんで、媽港マカオあたりの英国商人がわれわれの荷を買占めにかかろうとしています。
「長崎から媽港マカオあたりまでですと、順風でおよそ十四、五日には着きましょうが、それから先は天候まかせで、予定の日をもっては参るわけにゆきません」
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)