“ほうよく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鵬翼37.5%
豊沃25.0%
飽慾18.8%
鳳翼12.5%
豐沃6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白雲の揺曳ようえいする青空に何か一点の黒いものを認めて、それを凝視している間に、みるみるその一点が拡大されて、それは鵬翼ほうよくをひろげた大きな鳥
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
倉田氏が俊寛の娘を死んだ事にしたり、菊池氏が島を豊沃ほうよくの地にしたり、——それらは皆両氏の俊寛、——「苦しめる俊寛」と「苦しまざる俊寛」とを描出するに便だつた為であらう。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
またたちまち破壊し去ったり情痴と飽慾ほうよくをし尽したり、自解して腐敗をさらしたり、戦ったり、和したり、歓楽におごったり、惨たる憂き目にただよったり——一律の秩序あるごとくまた
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
若い勝豊は、こういう風に、早や秀吉の鳳翼ほうよくいつくしまれ、身は、柴田勝家の養子にして、心は、すでに秀吉のものだった。養父勝家を思う以上、秀吉にふかく帰依きえしてしまった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼の巨館に*ペーリュウス、豐沃ほうよくの郷アカイアの
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)