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飽慾
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ほうよく
ふりがな文庫
“
飽慾
(
ほうよく
)” の例文
ただその利は、自分一個で
飽慾
(
ほうよく
)
しようとは致しません。困苦の底にいる万民にお
頒
(
わか
)
ちください。それが私の希望であり、また私の商魂と申すものでございます
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
またたちまち破壊し去ったり情痴と
飽慾
(
ほうよく
)
をし尽したり、自解して腐敗を
曝
(
さら
)
したり、戦ったり、和したり、歓楽に
驕
(
おご
)
ったり、惨たる憂き目にただよったり——一律の秩序あるごとくまた
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
悪貨
(
あっか
)
濫発
(
らんぱつ
)
が、いかに正直な細民生活を、底の底までへ、みじめに、突き落しているか、幕府の一部大官たちのみに、いよいよ
飽慾
(
ほうよく
)
享楽
(
きょうらく
)
の資をゆたかにさせているか、赤穂の田舎にいても
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
飽
常用漢字
中学
部首:⾷
13画
慾
漢検準1級
部首:⼼
15画
“飽”で始まる語句
飽
飽気
飽迄
飽々
飽満
飽足
飽食
飽海
飽浦
飽和