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豊沃
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ほうよく
ふりがな文庫
“
豊沃
(
ほうよく
)” の例文
旧字:
豐沃
自分の気のむくようにその
豊沃
(
ほうよく
)
な地所に草木を栽培し、もし彼が正当だと思うならば、収入を節約して使い、もしできれば、始末に負えない子供たちをきちんとさせ
ジョン・ブル
(新字新仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
倉田氏が俊寛の娘を死んだ事にしたり、菊池氏が島を
豊沃
(
ほうよく
)
の地にしたり、——それらは皆両氏の俊寛、——「苦しめる俊寛」と「苦しまざる俊寛」とを描出するに便だつた為であらう。
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
私は
形而下
(
けいじか
)
的にも四肢を充分にのばして、そうして、今のこの私の
豊沃
(
ほうよく
)
を、いったい、誰に教えてあげようか、保田與重郎氏は涙さえ浮べて、なんどもなんども
首肯
(
うなず
)
いて呉れるだろう。
狂言の神
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
そして、埋められた湖水の跡は、今では、伊太利で最も
豊沃
(
ほうよく
)
な農園地の一つとして、知られていますし、埋めたトロニア家には、その時から、この功によって、公爵の位が与えられました。
踊る地平線:10 長靴の春
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
豊
常用漢字
小5
部首:⾖
13画
沃
常用漢字
中学
部首:⽔
7画
“豊”で始まる語句
豊
豊饒
豊後
豊前
豊国
豊頬
豊臣
豊太閤
豊後守
豊穣