“気落”のいろいろな読み方と例文
旧字:氣落
読み方割合
きおち75.0%
きお12.5%
らくたん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、むっくり起きたが、その酒樽の軽いのに、本性たがわず気落きおちがして、右の、倒れたものでござりますよ。はい。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
仮に平井山の一部に、重治の遺骸を厚くほうむって、何やら、喪旗もきにふく秋風もさびしく、気落きおちのあとの疲れも出て、陣中ともすれば寂寥せきりょうにとらわれやすい真昼だった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その秋にお種は利七のところへ輿入こしいれいたしましたが、陳はそれでも断念あきらめ兼ねたと見えまして、それから足掛三年唐人屋敷かんない居住いすんでおりましたが、さすがに気落らくたんして