気落きお)” の例文
旧字:氣落
仮に平井山の一部に、重治の遺骸を厚くほうむって、何やら、喪旗もきにふく秋風もさびしく、気落きおちのあとの疲れも出て、陣中ともすれば寂寥せきりょうにとらわれやすい真昼だった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)