“尾垂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おたる50.0%
おだれ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの英人の殺傷事件を想像しながら、木曾の尾垂おたるの沢深い山間やまあいを歩いて行くのは薄気味悪くもあるほど、まだそのうわさは半蔵らの記憶になまなましい。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
のきには尾垂おだれと竹の雨樋が取付けてあり、広い庭に巴旦杏はたんきょうやジャボン、仏手柑ぶしゅかんなどの異木が植えられ、袖垣そでがきの傍には茉莉花まつりか薔薇花いけのはななどが見事な花を咲かせている。