“茉莉花”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まつりくわ62.5%
まつりか37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おかみさん、どうぞ、その花をお呉んなさい、その一つで三つの花、薔薇と鈴振花(すゞふりばな)と茉莉花(まつりくわ)の三つの香がする薫(かほり)の高い意地惡さうな花をさ。
わるい花 (旧字旧仮名) / レミ・ドゥ・グルモン(著)
日の光、茉莉花(まつりくわ)の匀(にほひ)、黄色い絹のキモノ、Fleurs du Mal, それからお前の手ざはり。……
動物園 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
だんだんその事情を取調べると、閩中には茉莉花(まつりか)を飲めば仮死するという伝説がある。茉莉花の根を磨(す)って、酒にまぜ合わせて飲むのである。
老人は苦しそうに笑い笑い、茉莉花(まつりか)の匂(におい)のするハンカチイフを出した。これはただの笑いではない。人間の愚(ぐ)を嘲弄(ちょうろう)する悪魔の笑いに似たものである。
不思議な島 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)