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破
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さ
ふりがな文庫
“
破
(
さ
)” の例文
草人は心臓が
破
(
さ
)
けさうな声をして叫んだ。だが感謝せよ、草人の心の臓はそんな事で
破
(
さ
)
ける程
脆弱
(
やに
)
つこくは出来てゐなかつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
全存在が空虚のうちに沈み込んでゆく様……そして忌わしい臨終のあえぎ、水面で
破
(
さ
)
ける
泡
(
あわ
)
にも似たその機械的な呼吸、魂がもはやなくなっても、なお頑固に生きんとつとめる肉体の最後の
息吹
(
いぶ
)
き。
ジャン・クリストフ:04 第二巻 朝
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
と言つて、その場で
破
(
さ
)
いて捨てたといふ事を聞いた。尤も画は和尚のものに相違なかつたが、払つた金は信徒の喜捨金だつたかも知れなかつた。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
“破”を含む語句
破壊
打破
破局
破片
破損
破綻
驚破
素破
破落戸
破壞
切破
破目
看破
破滅
破障子
破衣
破風
破鐘
破屋
破裂
...