金銀小判きんぎんこばん
独り者の幸作は、家の中に話し相手もなくその日を暮らしていました。北国は十二月にもなると、真っ白に雪が積もります。そのうちに、年の暮れがきまして、そこ、ここの家々では餅をつきはじめました。 隣は地主でありまして、たくさん餅をつきました。幸作は …
作品に特徴的な語句
うえ ことわ がつ 見下みお なか からだ 元日がんじつ はい 北国きたぐに 地主じぬし 壁板かべいた ごえ そと よる かれ きゅう ほう たたみ むす 結局けっきょく はな けん ひら あたま 一包ひとつつ した 両手りょうて 両替りょうがえ 二日ふつか ひと 人々ひとびと 今度こんど 今晩こんばん いさ つつ 同情どうじょう あわ よろこ 地方ちほう こえ 夜中よなか ゆめ おお 子供こども 宝船たからぶね きゃく うち 家々いえいえ さむ 寝入ねい ちい 小判こばん かえ とし 幸作こうさく いく おも 我慢がまん 戸口とぐち さず さが 昨夜ゆうべ ばん くら あさ むら 欲心よくしん 正月しょうがつ ある 毎年まいねん 気持きも 気楽きらく 無事ぶじ ひと まち つか しろ