“宛子城”の読み方と例文
読み方割合
えんしじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これで梁山泊四道の見張りはまず充分だろうから、次には、この宛子城えんしじょうそのものの大手、中木戸、内門の三ぺきを堅固にする案だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夜は山寨の宛子城えんしじょうで、彼は客としての歓宴に囲まれた。けれどその酒宴中でも、王倫の態度はどこかよそよそしい。林冲も彼の人物を
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また宛子城えんしじょうの大会議に集まったおとこどもの、いずれも一トかどな面だましいに、今さらの如く、ひそかな舌を巻いたのだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)