“子城”の読み方と例文
読み方割合
こじろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勝ち誇ったる檜垣衆は日増しに猛威をたくましゅうして、領内を荒らし廻り、僅か一と月ばかりの間に方々の子城こじろを攻め落すと云う有様であった。
主膳の話だと、今度のいくさは味方に取って容易ならぬ苦戦で、敵は既に此の本城の周囲にある多くの子城こじろを攻めおとして、二萬騎にあまる軍勢が此の山のふもとを幾重にも囲んでいる。