“牆壁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうへき75.0%
しやうへき16.7%
しようへき8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よいと云う牆壁しょうへきを築いて、その掩護えんごに乗じて、自己を大胆にするのは、卑怯ひきょうで、残酷で、相手に汚辱を与える様な気がしてならなかったからである。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
至つて軽口の、さばけた、竹を割つた様な気象で、甚麽どんな人の前でも胡坐あぐらしかかいた事のない代り、又、甚麽人に対しても牆壁しやうへきを設ける事をしない。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
ものある時は牛飲馬食、一夜の隙に酒池肉林、傾け尽くすその楽しき、師弟の間に牆壁しようへきを置かず。
誰が罪 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)