“屋根葺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やねふき60.0%
やねふ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石運びだの、大工だの、屋根葺やねふきなどの住む狭くて汚い裏町を、山伏は、布施ふせを乞うて軒から軒へとあるいて行った。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
村に図書館のようなものでも建てる世話をしてやる、悪い顕俗をめてやる、屋根葺やねふきも手伝ってやる、必要なら車も引く、馬を追う、何でも社会的生活に大切なこと、これを向上するようなことには
僧堂教育論 (新字新仮名) / 鈴木大拙(著)
豚を飼って、ことによったら豚小屋へ寝る夜もあるか知れないなど申し、豚の種類の調べや豚小屋の設計まで始め、自分で板を割ったり屋根葺やねふきを手伝ったり………
荘子 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
屋根葺やねふきのグシをつつむ日も、もとは同様に大切な日であった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)