“屋根部屋”の読み方と例文
読み方割合
やねべや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その面影は再び、この影の中に、この屋根部屋やねべやの中に、この醜い陋屋ろうおくの中に、この恐ろしい醜悪の中に、現われきたったのである。
月は窓の四枚の板ガラスからさし込んで、炎の立ってるまっかな屋根部屋やねべやの中にほの白い光を送っていた。
彼は爪先だって階段を上り、廊下の壁伝いに自分のへやにすべり込んだ。読者の記憶するとおり、廊下の両側は屋根部屋やねべやで、その頃皆あいていて貸し間になっていた。