“やねがわら”の漢字の書き方と例文
語句割合
屋根瓦100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひるがすぎると、ごんは、村の墓地へ行って、六地蔵ろくじぞうさんのかげにかくれていました。いいお天気で、遠く向うには、お城の屋根瓦やねがわらが光っています。
ごん狐 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
そこの欞子窓れんじまどしきいに腰をかけてついこの春の初めまでいた赤城坂の家の屋根瓦やねがわらをあれかこれかと遠目に探したり、日本橋の方の人家を眺めわたしたりして
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
全色彩の根調となるべき緑と黄とに対照して倉庫の下部に淡紅色たんこうしょくを施し屋根瓦やねがわらに濃き藍を点じたるが如き
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)