“やねがはら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
屋根瓦85.7%
家根瓦14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
提唱ていしやうのある場所ばしよは、矢張やは一窓庵いつさうあんから一ちやうへだゝつてゐた。蓮池れんちまへとほして、それをひだりまがらずに眞直まつすぐあたると、屋根瓦やねがはらいかめしくかさねたたかのきが、まつあひだあふがれた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
甚公じんこうこのなはつてろ——屋根やね大丈夫だいじやうぶかしら?——そのゆる屋根瓦やねがはらをつけろ——ソラちるぞ!あたまうへへ!(おそろしいひゞき)——オヤだれがそんなことをしたんだ?——甚公じんこうだらう——煙突えんとつ
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
朝六時頃新宿駅に著くと、家根瓦やねがはらの上に霜が真白ましろに置いてゐた。今ごろなんだつてこんなにきびしい霜だらう。さうおもひながら僕は家に著いた。家には父母も妻も誰もゐなかつた。
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)