“甚公”の読み方と例文
読み方割合
じんこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしぢやない!おまへだ!——でもわたしぢやない、甚公じんこうりてくんだ——さァ甚公じんこう旦那だんなつたよ、おまへ煙突えんとつりてけッて!
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
オイオイ何を云うんだい、わたしが知らないと思ってさ、いい人を取りもてもないもんだ、お前木戸番の甚公じんこうと、ワケがあるっていうじゃアないか。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
此間こないだ甚公じんこうの野郎が涙をこぼながら、あのは泥坊なぞをする様な者じゃアねえ彼様あんな娘はねえってう云ってた
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)