“つづり”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
れが文字とは合点がてんかぬ。二十何字なんじを覚えて仕舞しまうにも余程手間がかかったが、学べば進むの道理で、次第々々に蘭語のつづりわかるようになって来た。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
彼らは一息にふたつづり大判の綴込をかたづけた。そして少しのろのろと、三つめの薄い覚え書を読み合せてしまうと佐々は、いかにも重荷の下りた風で
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
その面が出はしまいかと気にしながら、古本古雑誌の前に踞込しゃがみこんで、おやすく買求めて来ましたのが、半紙つづり八十枚ばかりの写本、題して「近世怪談録」という。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)