“綴織”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つづれおり75.0%
ツルネー25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのような饗宴は、ほの暗い広間や、大きなかしの木の廻廊や、綴織つづれおりを飾った客間にはふさわしいが、現代の別荘の明るい見栄みばえのよい広間や、派手な客室には向いていないのである。
色のついていない積木一組 6.23、アメリカ兵のために古い綴織つづれおりの単衣帯を並べている、一本 785 800—900—。いくらアメリカ兵でも兵は兵だ。七十弗位の帯を一本買えはしまい。
いずれも手に旌旗せいき旆棒はたぼうを握っていて、尖頭から垂れている二様の綴織ツルネーが、画面の上方で密着していた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
綴織ツルネーの下った長管喇叭トロムパの音が起って筒長太鼓ライディング・ティンパニイが打ち鳴らされ、静蹕せいひつを報ずる儀仗ぎじょう官の声が聴かれたなら、ちょうどそれが、十八世紀ヴュルッテムベルクかケルンテン辺りの
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)