“白重籐”の読み方と例文
読み方割合
しろしげとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小森は流鏑馬の時の姿ではなく、羽織は着ないで袴だけつけて、やはり白重籐しろしげとうの弓に中黒の矢二筋を添えてやって来ました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
紫地錦むらさきじにしき直垂ひたたれを着て、つづれの錦に金立枠きんたてわく弓小手ゆごてをつけて、白重籐しろしげとうの弓を持っていましたが、今なにげなく振仰いで笠の中から見た面を、お松は早くも認めて
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
小森蓮蔵は片肌を脱いで、白重籐しろしげとうの弓に中黒の矢をつがえました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)