“かわみず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
河水78.6%
川水21.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長吉はどんどん流れて行く河水かわみずをば何がなしに悲しいものだと思った。川向かわむこうの堤の上には一ツ二ツがつき出した。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
勘太は、湊川から、荷担にないの水桶で、何度も河水かわみずを汲んで来た。たわしで碑を洗いあげるのだった。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
のねずみはのぞくと、天井てんじょうから、ぼろきれがるしてあり、バケツには、川水かわみずんであって、頭髪とうはつびた父親ちちおやらしい乞食こじきが、がった指頭ゆびさきで、もらってきたぜにかぞえていました。
縛られたあひる (新字新仮名) / 小川未明(著)